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もし80年代に出現していたなら、「フールズメイト」や「DOLL」や「宝島」の読者が食いついていただろう知的でヘヴィでキュートなトリオ、BABYMETAL。彼女らがいかにして生まれたかを訊ねたところ、KOBAMETALの答えは意外なものだった。

「じつは可憐Girl’sが解散したときには、既にBABYMETALの構想があったんですよ」

ユニット名はヘヴィメタルという言葉の響きからヒントを得て出てきた「BABYMETAL」がそのまま採用された。言葉遊びではあるが名称にきっちり「メタル」が組み込まれている。それはKOBAMETALら重音部スタッフの、メタルであることをはっきりさせたいという意志のあらわれだった。

アイドルソングやアニメソングで、ここまでコアでヘヴィなメタルに振りきれたグループはいなかった。メタルとひとことに言ってもそのラウドさはジャンルごとにさまざまだが、BABYMETALは二音下げ、二音半下げにダウンチューンしたエクストリーム系の重低音を基本に据えているから、これは本気だ、と思ったリスナーも多かったはずだ

しかしいっぽうで、重いリフに絡むポップなメロディ部分を指して「メタルではない」という拒否反応を示す声もある。KOBAMETALは次のように言う。

「ちびっ子たちがメタルをやっているところのかわいさらしさとヘヴィさの融合がコンセプトにある。新しいメタルのスタイルをつくるという目標があったんですよ。ベイビーは赤ちゃんなので、新しいものが生まれると期待して」

これまでの半生すべてをメタルに注ぎ込んできたKOBAMETALにはある考えがあった。子どもがガチンコのメタルに取り組んでも、完全にはめ込むには無理がある。あの三人が屈強な外国人に相対するのは考えにくい。ならば、彼女たちにしかできないメタル、オンリーワンをめざしたほうがいいのではないか。

「ガチなメタルの人からはこんなのメタルじゃない、という批判を受けることは重々承知のうえで始めてはいるんです。BABYMETALはメタル畑とは全然ちがう方向から突然“ヒューン!!”と飛んで来た感じというか……本物志向のメタラーは、下から叩き上がってくる世界が好きなんですよ。おれのほうが速く弾けるとか、音がでかいとか。だから彼ら屈強なメタラーが持っていない、かわいさ、キレッキレのダンス、武器になるそれらを、いかにメタルサウンドと融合させるかがポイントだった」(KOBAMETAL)

1001:2016/01/01(木) 00:00:00